About
ご 挨 拶
当院は、札幌の中心部JRタワー内にて、年中無休で歯科診療をしております。同医療モール内の内科・循環器科や、CT等のX線検査の連携もとれておりますので、総合医療を受けることが可能です。予約の方を優先的にご案内致しますが、患者様の身体的・時間的なご都合等に合わせた受け入れを行いたいと思いますので、お待ち時間をいただける場合、予約なしでも診療いたします。時折、治療内容の急な変更や、緊急の患者様に対応させていただくこともございます。予約の方をお待たせしてしまうことも生じますが、何卒ご了承、ご協力ください。
略 歴
1992年
クレイトン大学卒業
1997年
ボストン大学歯学部卒業
1998年
同大学AEGDプログラム終了
2000年
歯科オムニデンティックス勤務
2004年
歯科オムニデンティックスJRタワー開業
資 格
歯科医師臨床研修指導歯科医
診療方針
より清潔な治療環境を提供させていただくため、器具等の滅菌・消毒はADA(米国歯科学会)の基準にのっとり、患者さん一人一人に滅菌パックされたものを使います。また施術者が触れる所で滅菌/殺菌が出来ない物にはテープを貼り、使用後は患者様ごとに毎回貼り替え、感染がおこらないよう心がけています。当院の歯科医師は米国での教育と診療経験があります。
『アメリカはすぐ歯を抜くと聞くが本当ですか?』と、聞かれることがあります。答えは『ほぼYes!』です。ただ、あくまでも患者さん本人の了解を得た後でなければ抜歯は致しません。
アメリカでの歯科治療の実際として、治療費が高額な為、一連の治療でどれだけ保存(維持)できるかを逆算し、治療計画を立てます。早期に抜歯になりそうな歯を、なんとかもたせようと治療をしたはいいが、結果的に抜歯になり、高額な治療費をかけたのに全てやり直さなければならなくなってしまう様な事は、訴訟大国であるアメリカでは絶対に許されないため、予後不良かも知れないと判断される歯は抜歯になるのです。
ところが、アメリカでは即抜歯になってしまう歯でも、実は結構残ってくれたりします。日本の国民保険はそのような治療/処置にはとても良いシステムだと感じています。技術的にもアメリカが先進で突出しているというわけでもありません。『アメリカの治療』にも『日本の保険治療』にも優れた点と劣る点があります。当院ではそれぞれの良いところを考え、患者様とご相談しながら治療にあたります。
抜歯の考え方
『親不知は抜きます』と言うと、「痛みも何の症状もないのに抜く歯医者」と思われると思います。もちろん、抜く必要がない親不知の抜歯はお勧めしません。親不知を移植に使う場合もありますし、普通に生えてかみ合わせに貢献している場合の抜歯は勧めません。
が、以下の①~④の理由で抜いたほうが良いと思われる親不知は抜歯をお勧めしています。
❶将来、腫れる可能性が高い親不知
❷親不知の生え方から、隣の歯の虫歯や歯周病の進行が加速されそうな場合
❸虫歯や歯周病の治療ができない親不知
❹他、その親不知の存在が口腔内に悪影響を及ぼす場合(嚢胞など)
加えて、その他にも考慮したい事柄があります。
Ⓐ骨粗鬆症の治療に使われる薬が抜歯後に腐骨(骨が露出したままの状態)を作り出す可能性がある事。(腐骨の治療に関しては、大学病院などの医療機関での入院が必要になる場合があります)
Ⓑ癌やリュウマチなどの治療で免疫を低下させる治療が多くある事。(免疫を低下させた状態では腫れることがあり、その腫れを引かすだけでも困難で、さらに結局、親不知の抜歯が必要になることがあります)
いずれも一般的に年をとってからの事が多いのですが、高齢になればなるほど抜歯後の治癒はおそくなります。いずれ抜歯をするのであれば、高齢になる前に、治りの良い「若い」うちの抜歯をお勧めします。勿論、痛みや出血、神経の麻痺など、親不知の抜歯が不利益を生む事柄もあります。
親不知に限らず、抜歯を勧める時はそれなりの理由があっての事です。
利益不利益を色々相談して治療を進めます。
無理に抜くことはできませんし、しません。
「すぐ歯を抜きたがる歯医者」と言われるのはイヤです!